流水は避け、水またはぬるま湯をはった洗面器で洗ってください。

洗面器にぬるま湯をはって 軟化させます。
5分ごとに 引き上げて様子を みてください。
自然の中で暮らしていたり飼育していた昆虫は、エサや泥などで汚れていることが多いので、標本にする前にぬるま湯でよく洗います。この時、熱湯を使ってはいけません。お湯が熱いと関節が伸びきったり、バラバラになってしまいます。
汚れのひどい時は、やわらかめの歯ブラシややわらかい筆を使って、ていねいに洗ってください。
汚れを落とさずに標本にすると非常にきたない標本となり、標本虫に食い荒らされる原因にもなります。
また、この時点で関節部分が少し動く程度に軟化させます。
軟化しすぎてグニャグニャになってしまうと展足しにくくなりますのでご注意ください。


腹部には水が溜まっていることが多いので、ティッシュを敷いて十分な水切りをしてください。

つめや附節は開いてピンと張った方が緊張感のあるカッコイイ形になります。
よく洗ってきれいになったら、ティッシュペーパーで水分を十分にふきとります。この時、つめや触角をこわさないように注意してください。
つぎに水分をよく取った昆虫の足や体をピンセットで整えます。
脱脂綿を小さくカットしたものを頭部の下において、頭部をややもち上げるようにするとよいでしょう。
つめや触角などが取れた場合は、木工用ボンドで修復してください。


左右対称になるように虫ピンを刺して固定していきます。全体のバランスを見ながら角度など調整します。
展足というのは昆虫の標本の形を整えることです。
展足の基本は左右対称にして、足・つめ・触角、頭の位置などを美しく整え、昆虫ピンを刺して固定させます。足と触覚をL字型になるように整えると、しまりのある標本になります。


気温や湿度にもよりますが、完全に乾燥するまでには1〜2ヶ月が目安です。
展足した昆虫は、ナフタリンなどの防虫剤を入れてそのまま1ヶ月以上乾燥させます。
乾燥が不十分だと、形が崩れることがあります。
標本が完全に乾いたら、もう一度左右対称になっているか確認し、細かいところを調整して仕上げます。


昆虫の種類や採集日・採集場所などを記入したラベルをつけると標本の完成です。
仕上げた昆虫は動かないようにピンを刺し、標本箱におさめます。そして、完成した標本にはデータを記入したラベルをつけておきます。標本箱の中には、防虫剤や乾燥剤を必ず入れておきましょう。
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